法則の辞典 「十八電子則」の解説 十八電子則【octadeciplet rule】 遷移金属化合物(錯体や有機金属,クラスターなど)においては,典型元素の八隅子則*(オクテット理論*)に代わるものとして,外殻のs,p電子に加えてd電子までが満たされた希ガス構造(すなわち電子数18)となった場合の安定性が大きくなるという規則.低原子価の錯体などにおいてはよく成立する.以前は「有効原子番号規則(EAN)」と呼ばれたこともある. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報