十八電子則(英語表記)octadeciplet rule

法則の辞典 「十八電子則」の解説

十八電子則【octadeciplet rule】

遷移金属化合物(錯体や有機金属,クラスターなど)においては,典型元素八隅子則*オクテット理論*)に代わるものとして,外殻のs,p電子に加えてd電子までが満たされた希ガス構造(すなわち電子数18)となった場合の安定性が大きくなるという規則.低原子価の錯体などにおいてはよく成立する.以前は「有効原子番号規則(EAN)」と呼ばれたこともある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android