十兵衛村(読み)じゆうべえむら

日本歴史地名大系 「十兵衛村」の解説

十兵衛村
じゆうべえむら

[現在地名]富士市十兵衛・横割本町よこわりほんちよう・横割一―五丁目

横割村に南北を挟まれて位置する。村名は当地を開発した伊藤十兵衛の名による。戦国時代に横割村に土着した伊藤氏の後裔伊藤正次(十兵衛)が、寛永七年(一六三〇)に横割村の地先に新田を開発し十兵衛村と称したという(「伊藤系図」伊藤家文書)。もと横割村の枝郷であったという(寛保元年「横割村村鑑」西尾家文書)。横割村十兵衛組・十兵衛組とも称された(駿河志料)。寛永改高附帳に十兵衛村とみえ、田方一七九石余・畑方四一石余、同所新田は田方二二石余・畑方九石余。延宝七年(一六七九)の加島領郷帳(須津文書)では十兵衛組とみえ、高二〇七石余、同加島かじま新田高九四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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