宿村大概帳(読み)しゅくそんたいがいちょう

百科事典マイペディアの解説

宿村大概帳【しゅくそんたいがいちょう】

江戸時代の五街道東海道中山道甲州道中日光道中奥州道中)およびそれに付属する街道(美濃路佐屋路本坂道山崎通日光御成道壬生通り日光例幣使街道水戸佐倉道)の宿駅と街道沿いの様子を書き上げたもの。71巻・目録1巻。写本が逓信(ていしん)総合博物館に所蔵される。各街道の宿駅について宿高・戸口本陣の規模,旅籠(はたご)数,人馬賃銭,宿立人馬とその継立方法,社寺,生業など宿明細帳に近い記述があるほか,次宿までの往還掃除町場の負担村名,並木,一里塚,立場,橋などについても記される。また沿道の村の領主・村高・生業なども記載。戸口統計は1843年調べが大部分であるが,一部安政(1854年−1860年)ごろのものも含む。《近世交通史料集》所収。
→関連項目赤坂板橋宿岩淵江尻神奈川御油品川宿白須賀千住宿高井戸天明内藤新宿奈良井日坂布田保土ヶ谷吉田

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅくそんたいがいちょう【宿村大概帳】

江戸幕府が直轄する五街道およびそれに付接する諸街道の宿と沿道について精密に調査したもの。宿の戸口,旅籠屋数,問屋,本陣,社寺,人馬賃銭,高札,産業など宿明細帳に近いものと沿道村の掃除場,産業,一里塚,立場,橋梁等まで詳しく記述している。戸口統計は1843年(天保14)調べが大部分であるが,安政(1854‐60)ごろのものも若干含まれる。原本は逓信総合博物館蔵《近世交通史料集》に収録。【児玉 幸多】

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