十目の見る所、十手の指さす所(読み)じゅうもくのみるところ、じっしゅのゆびさすところ

故事成語を知る辞典 の解説

十目の見る所、十手の指さす所

多くの人の判断や意見が、一致することのたとえ。

[使用例] 貴族的の堤防は一時に潰裂せざらんと欲するもあたわざるの勢にして、すなわち米国革命戦争の如き、仏国革命の如き、〈略〉皆十目のる所、十手の指す所なり[徳富蘇峰*将来之日本|1886]

[由来] 「礼記―大学」の一節から。「十目のる所、十手の指さす所、れ厳なるかな(一〇人に見つめられている、一〇人に指で差されているというのは、非常に厳正なことである)」とあります。ここから、多くの人が一致して指摘することにはとても重みがある、という意味で使われるようになりました。

異形じゅうぼくの見る所、十指の指さす所/十目の見る所/十指の差す所。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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