十指(読み)ジッシ

デジタル大辞泉 「十指」の意味・読み・例文・類語

じっ‐し【十指】

10本の指。また、特にきわだったものを数える数。「名士として十指に数えられる」
多くの人の指。
[類語]五指三つ指

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「十指」の意味・読み・例文・類語

じっ‐し【十指】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 両手または両足の一〇本の指。また、とくに、きわだったものの数を指折り数えていく時にいう。
    1. [初出の実例]「満把寒花十指温、術中彭祖九重門」(出典菅家文草(900頃)二・九日侍宴、観賜群臣菊花)
    2. 「合掌は、ちゃうど十指をそろへてするぞ」(出典:百丈清規抄(1462)四)
    3. [その他の文献]〔蔡邕‐琴賦〕
  3. 仏語合掌したときの一〇本の指を十波羅蜜(じっぱらみつ)などに配当して、理解するもの。〔摂無碍経〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android