十里見(読み)じゅうりけん

精選版 日本国語大辞典 「十里見」の意味・読み・例文・類語

じゅうり‐けんジフリ‥【十里見】

  1. 〘 名詞 〙 ( 十里先まで見えるというところから ) 江戸時代望遠鏡をいう。千里鏡(せんりきょう)遠目鏡(とおめがね)。十里。
    1. [初出の実例]「ナントどうぢゃ。おまへも見なされ目鏡(めがね)紅毛(オランダ)の十里見(ジウリケン)」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android