千里鏡(読み)せんりきょう

精選版 日本国語大辞典 「千里鏡」の意味・読み・例文・類語

せんり‐きょう ‥キャウ【千里鏡】

〘名〙 (千里遠くをも見ることのできる眼鏡の意) 望遠鏡異称
徳川実紀‐厳有院殿附録(1680)上「城の天守にのぼり、千里鏡をもて四方を遠見し」 〔正字通

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デジタル大辞泉 「千里鏡」の意味・読み・例文・類語

せんり‐きょう〔‐キヤウ〕【千里鏡】

望遠鏡のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の千里鏡の言及

【望遠鏡】より

… 日本への望遠鏡の伝来についてはいくつかの説があるが,1613年(慶長18)イギリスの使節が献上したのが最初らしい。遠眼鏡,千里鏡,星眼鏡などの名で呼ばれていたが,江戸初期には地上用のものの製作は幕府により禁止されていた。1830年代には国友藤兵衛一貫斎(1778‐1840)が反射式の優れた望遠鏡をつくっており,月の表面や太陽黒点のスケッチを残している。…

※「千里鏡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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