千丈渓県立自然公園(読み)せんじょうけいけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「千丈渓県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

千丈渓県立自然公園
せんじょうけいけんりつしぜんこうえん

島根県中央部,邑南町石見と江津市桜江の境にある千丈渓を中心とする自然公園。江川水系県立自然公園から千丈渓地区を分離し,新たに一の滝一帯を編入したもの。面積 3.40km2。 1982年指定。千丈渓は,江川の支流八戸川に合流する日和川が石英粗面岩を浸食してできた渓谷で,深淵瀑布の織りなす景観が約 5kmにもわたり,名勝にも指定されている。なかでも落差 40mの白藤滝をはじめ相生滝,一の滝,千畳敷紅葉滝,魚切などは景勝地 24景として知られ,新緑紅葉の時期は行楽客でにぎわう。中国自然歩道の一部としてコースの整備もなされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android