デジタル大辞泉
「千畳敷」の意味・読み・例文・類語
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せんじょう‐じきセンデフ‥【千畳敷】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 畳千枚を敷くほどの大広間。また、その広さ。転じて,だだっ広い所。
- [初出の実例]「小座舗も千畳敷も物数のもとは台子の七つ組なり」(出典:南方録(17C後)台子)
- ② ( その広さが①のようであるところからいう ) 海岸や山地などにみられる小平地。岩石海岸では、波の浸食により平らに削られた波食台の隆起したものが多く、和歌山県の白浜海岸、岩手県の陸中海岸、宮城県の金華山、伊豆半島の須崎海岸などのそれが有名。河床では、荒川中流部の長瀞(ながとろ)の岩畳にその名がある。また、氷河で削られた岩盤の例では、木曾駒ケ岳の千畳敷カールなどがある。
- [ 2 ] 厳島神社神前の大経堂の俗称。
- [初出の実例]「神前の千畳(センデウ)じきに仮寝をせし、里の小娘をそそのかし」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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千畳敷
せんじょうじき
畳を千畳も敷いたような広い岩盤からなる地形。岩石海岸や広い岩盤からなる河床、氷河によって侵食された広い岩盤などにみられる。岩手県陸中海岸の山田湾内の舟越大島、宮城県金華山、和歌山県の白浜海岸などのように波食台が隆起して形成されたものが多い。また河床では埼玉県秩父(ちちぶ)市の荒川沿岸の長瀞(ながとろ)の千畳敷は有名である。山地では氷河の侵食によってできた木曽駒(きそこま)ヶ岳の千畳敷カールが知られている。
[市川正巳]
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