精選版 日本国語大辞典 「千畳敷」の意味・読み・例文・類語
せんじょう‐じき センデフ‥【千畳敷】
[1] 〘名〙
① 畳千枚を敷くほどの大広間。また、その広さ。転じて,だだっ広い所。
② (その広さが①のようであるところからいう) 海岸や山地などにみられる小平地。岩石海岸では、波の浸食により平らに削られた波食台の隆起したものが多く、和歌山県の白浜海岸、岩手県の陸中海岸、宮城県の金華山、伊豆半島の須崎海岸などのそれが有名。河床では、荒川中流部の長瀞(ながとろ)の岩畳にその名がある。また、氷河で削られた岩盤の例では、木曾駒ケ岳の千畳敷カールなどがある。
[2] 厳島神社神前の大経堂の俗称。
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