千手町村
せんじゆまちむら
[現在地名]長岡市西千手一―三丁目・千手一―三丁目・宮内八丁目・宮原二丁目・柏町一―二丁目・幸町一―三丁目・南町一―三丁目
長岡城下柳原町の南端に接し、南に走る三国街道(現国道一七号)沿いにある。江戸時代には南に接して上足軽町・長柄町が形成された。長岡町より早くに開かれた集落で、村名は当地の千手観音堂に由来するが、千手観音堂は宮九郎兵衛なる者が元和八年(一六二二)に邸内に建立し、兜仏千手観音を安置したのに始まると伝えるから、村名はそれ以前にさかのぼらない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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