千手院跡(読み)せんじゆいんあと

日本歴史地名大系 「千手院跡」の解説

千手院跡
せんじゆいんあと

[現在地名]仙台市川内亀岡町

真言宗、亀岡山と号した。亀岡八幡神社別当寺で、参道左側にあったが明治維新後廃絶。中古火災にかかり、諸記録を焼失し詳細は不明である。近世期には寺領七〇石で一門格に列し、仙府触頭三ヵ寺のうちといわれた。傍院に秀明しゆうみよう院・福蔵ふくぞう院・遍明へんみよう院・竜性りゆうしよう院・無量むりよう院・慈眼じがん院があり、元禄城下絵図では門前北東に整然と屋敷割が行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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