亀岡八幡神社(読み)かめおかはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「亀岡八幡神社」の解説

亀岡八幡神社
かめおかはちまんじんじや

[現在地名]仙台市川内亀岡町

亀岡町西の亀岡山上に鎮座。伊達氏祖の朝宗が鎌倉鶴岡八幡宮より伊達だて(現福島県)に勧請したと伝える。「性山公治家記録」元亀二年(一五七一)一一月六日条に亀岡八幡宮を同郡西山にしやま(現桑折町)より梁川やながわ(現梁川町)に返し移すとある。祭神は応神天皇・玉依姫・神功皇后で、旧村社。伊達氏により代々尊崇され、伊達・米沢・仙台と伊達氏が居を移すにつれ当社も従い仙台に移る。仙台を開いた藩祖政宗は仙台城のそばに亀岡八幡宮を建てた。二代藩主忠宗は寛永一七年(一六四〇)城下中央部の同心どうしん町に社殿造営し、梁川今八幡やながわいまはちまんと称した(義山公治家記録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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