千石簁

山川 日本史小辞典 改訂新版 「千石簁」の解説

千石簁
せんごくどおし

万石簁・万石とも。玄米の選別用具。斜めに立てかけた木枠に金網をとりつけ,この上に米を通すと成育の悪い米や割れた米は網の下に落ち,良い米だけが流れる仕掛けのもの。17世紀後半に使われはじめ,兵庫県西宮市には天明元年(1781)の墨書をもったものが現存する。千石・万石という表現は,これ以前の選別具にくらべて能率がよいことからの命名

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む