千駄ヶ谷神明門前(読み)せんだがやしんめいもんぜん

日本歴史地名大系 「千駄ヶ谷神明門前」の解説

千駄ヶ谷神明門前
せんだがやしんめいもんぜん

[現在地名]新宿区霞岳町かすみがおかまち

幕府焔硝蔵に南接する神明社(現在は千駄ヶ谷八幡宮に合祀)の境内南側に成立した門前町屋。西は境妙きようみよう寺、南は通りを隔てて賄方大縄地。町内は東西間口八間、南北裏行四間余。文化一二年(一八一五)の火災で類焼し、文政一一年(一八二八)当時家作はない(文政町方書上)。往古当地は千駄ヶ谷村のうち本所霊山りようぜん寺領と駒込吉祥こまごめきちじよう寺領の入会地であった。神明社は古くは焔硝蔵地内にあったが、寛永一九年(一六四二)頃当地に移り、霊山寺吉祥寺から社地の一部を除地として拝領した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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