千鳥の香炉(読み)ちどりのこうろ

精選版 日本国語大辞典 「千鳥の香炉」の意味・読み・例文・類語

ちどり【千鳥】 の 香炉(こうろ)

  1. ① 千鳥手と称する三本脚の青磁の香炉。三脚で底が高く脚が浮いて見えるところから千鳥の脚に見たてた呼称という。特に、宗祇から今川家、信長を経て秀吉の所有となった香炉を指す。
    1. [初出の実例]「右之外千鳥の香炉、公家烏丸殿の香炉〈略〉何れに香炉方々に可レ有レ数」(出典:山上宗二記(1588‐90))
  2. ② ( 豊臣秀吉が①をいつも寝所に置いていたというところから ) 寝室に置いておくもの。枕もとで目ざましがわりになるもののたとえ。
    1. [初出の実例]「側に寝る母が千鳥の香炉也」(出典:雑俳・柳多留‐一三九(1835))

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