半アリウス説(読み)はんアリウスせつ(その他表記)Semi-Arianism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「半アリウス説」の意味・わかりやすい解説

半アリウス説
はんアリウスせつ
Semi-Arianism

キリスト教三位一体に関する一学説。アタナシウスらの正統派は,三位一体における父と子がともに永遠なる神であって,両者は同質 homoousiosであると主張した。これに対してアリウスらは,子は父に従属するもので,両者は異質 heteroousiosであるとした。半アリウス説は,後者に反対して子の神性と永遠性を認めながらも,正統派は父と子の区別を認めない様態説であるとして,これにも反対,父と子は同質でも異質でもなく,類質 homoiousiosであると主張した。 356年頃からはアンキュラバシリウスが主張したが,正統派がウシア (本質) とヒュポスタシス (ペルソナ) を区別するに及んで,これに接近,漸次解消した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む