デジタル大辞泉 「接近」の意味・読み・例文・類語 せっ‐きん【接近】 [名](スル)1 近くに寄ること。近づくこと。「低気圧が接近している」2 両者の程度や内容の違いが少なくなること。「実力が接近する」3 親しくつきあうこと。親しくなること。「二人の仲が接近する」「代助と―していた時分の平岡は」〈漱石・それから〉[類語]近い・緊密・密接・親近・近接・不可分・濃い・切っても切れない・水いらず・親しい・近しい・心安い・気安い・睦むつまじい・親密・懇意・昵懇じっこん・懇親・別懇・懇ねんごろ・親愛・和気藹藹・仲良し・仲が良い・気が置けない・迫る・取っ付きやすい・人なつこい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「接近」の意味・読み・例文・類語 せっ‐きん【接近】 〘 名詞 〙① 近くにあること。近接。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕[初出の実例]「震源地に最も接近して居ると見られた伊豆七島は大噴火をしたらしく」(出典:東京灰燼記(1923)〈大曲駒村〉灰燼余録)② 近づくこと。近寄ること。比喩的に両者の違いが少なくなることもいう。近接。〔日誌必用御布令字引(1868)〕[初出の実例]「俗書が段々科学的の書に接近(セッキン)して来る風潮を論ずる」(出典:二人の友(1915)〈森鴎外〉)③ 親しくつきあうこと。人との間が親しくなること。[初出の実例]「却ってこれが間に介まらねば、余り両人(ふたり)の間が接近しすぎて穏さを欠くので」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)「泰子との間の停頓が、清子との間の接近になり易いと思ってゐた高之も」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)[その他の文献]〔向秀‐思旧賦序〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「接近」の読み・字形・画数・意味 【接近】せつきん 近い。晋・向秀〔思旧の賦〕余(われ)、康・呂安と居止(住処)接す。其の人竝びに不覊(ふき)の才り。然れどの志はくして疎、呂の心は曠(ひろ)くして放なり。其の後各事を以て法せらる。字通「接」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報