半径比(読み)ハンケイヒ

化学辞典 第2版 「半径比」の解説

半径比
ハンケイヒ
radius ratio

イオン半径比ともいう.イオン結晶カチオンアニオンをそれぞれ球体とみなして,両種イオン空間を遊びがないように満たしていくと,配位数半径比(r/r)との間に幾何学的条件が生じる.すなわち,半径比の値は,三配位では0.15~0.22,四配位(正四面体)では0.22~0.41,四配位(平面)と六配位では0.41~0.73,八配位では0.73~1.0になる.例外はあるが,この条件がイオン結晶の構造とよく対応する.[別用語参照]イオン半径

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

岩石学辞典 「半径比」の解説

半径比

配位しているカチオンとアニオンの半径の比率に用いる語[Goldschmidt : 1958].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む