化学辞典 第2版 「半径比」の解説
半径比
ハンケイヒ
radius ratio
イオン半径比ともいう.イオン結晶のカチオンとアニオンをそれぞれ球体とみなして,両種のイオンで空間を遊びがないように満たしていくと,配位数と半径比(r+/r-)との間に幾何学的条件が生じる.すなわち,半径比の値は,三配位では0.15~0.22,四配位(正四面体)では0.22~0.41,四配位(平面)と六配位では0.41~0.73,八配位では0.73~1.0になる.例外はあるが,この条件がイオン結晶の構造とよく対応する.[別用語参照]イオン半径
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報