日本歴史地名大系 「南勢町」の解説 南勢町なんせいちよう 三重県:度会郡南勢町面積:一〇九・八二平方キロ熊野灘に面した海辺に位置する。英虞(あご)湾の西に続く五(ご)ヶ所(しよ)湾を中心とした地域で、東は志摩郡の浜島(はまじま)町・磯部(いそべ)町、北は伊勢市、西は度会町・南島(なんとう)町に境を接する。町域は大半を紀伊山地の東端部が占める。北部境域は西から鴻坂(こうさか)峠・牛草(うしくさ)山・鍛冶屋(かじや)峠・剣(つるぎ)峠と標高三〇〇―五〇〇メートルの山々が連なって三方を取囲む。中央部の標高四〇二・一メートルの龍仙(りゆうせん)山が町域を東西に二分する。町の西部には牛草山を本源とする伊勢路(いせじ)川が南に流れ、東部には剣峠・切原(きりはら)峠から流れる五ヶ所川があり、この両川が主要な河川である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報