南堀江村(読み)みなみほりえむら

日本歴史地名大系 「南堀江村」の解説

南堀江村
みなみほりえむら

[現在地名]鈴鹿市南堀江町

北堀江きたほりえ村の南、一連の自然堤防上の集落である。「吾妻鏡」貞応元年(一二二二)三月三日条に「相州賜伊勢国守護職御下文(中略)、此外同国中十六ケ所賜之(下略)」とあり、一六ヵ所中に「南堀江」が記されている。また「神鳳鈔」に「南堀殖永恒名二十三丁余、三石」とある南堀殖がこの村に比定される。文禄検地帳を転記したと思われる伊勢国中御検地高帳には「四百七拾七石壱升 南堀江」とあるが、慶安郷帳(明大刑博蔵)では四三七・〇一石と減じている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android