寛延(読み)かんえん

精選版 日本国語大辞典 「寛延」の意味・読み・例文・類語

かんえん クヮンエン【寛延】

江戸時代中期、桃園天皇の代の年号延享五年(一七四八)七月一二日、代始により改元。寛延四年(一七五一)一〇月二七日、宝暦(ほうれき)と改元。九代将軍徳川家重の時代。出典は「文選」の「開寛裕之路、以延天下之英俊也」による。

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デジタル大辞泉 「寛延」の意味・読み・例文・類語

かんえん〔クワンエン〕【寛延】

江戸中期、桃園天皇の時の年号。1748年7月12日~1751年10月27日。

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日本の元号がわかる事典 「寛延」の解説

かんえん【寛延】

日本の元号(年号)。江戸時代の1748年から1751年まで、桃園(ももぞの)天皇の代の元号。前元号は延享(えんきょう)。次元号は宝暦(ほうれき)。1748年(延享5)7月12日改元。桃園天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『文選(もんぜん)』を出典とする命名。寛延年間の江戸幕府将軍は徳川家重(いえしげ)(9代)。朝廷は同年4月25日に改元を行う予定だったが、その日は徳川家継(いえつぐ)(7代将軍)の三十三回忌法要の当日。改元日について朝幕間で紛糾したが、朝鮮通信使が来日中ということもあり、2ヵ月半延期することで妥協が成立した。

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