南寺方村(読み)みなみてらかたむら

日本歴史地名大系 「南寺方村」の解説

南寺方村
みなみてらかたむら

[現在地名]守口市南寺方〈北通きたどおり一―二丁目・中通なかどおり一―三丁目・南通みなみどおり一―三丁目・東通ひがしどおり一―六丁目〉・寺方錦通てらかたにしきどおり一―四丁目など

世木せぎ村の南東にある。かつて当地は現守口市域のなかでは最低湿地で、開発は他地域より遅かったと考えられる。江戸初期には北寺方村と一村であったが、延宝検地時に分離。延宝七年(一六七九)の南寺方村検地水帳(守口市史)によると村高六〇四石余、このうち五五一石余は「古検之面有高」、五三石余は新検(六尺一間竿)による出目、六〇四石余の反別は五二町余、うち四八町余は「古検之面」、三町余は「竿先之出目」。また「古検高六百弐石四斗八升四合、内五拾壱石五升七合地無、委細帳末ニ有之」とあり、末尾に高五一石余は「高西夕雲増高無地」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android