日本歴史地名大系 「南小倉村」の解説 南小倉村みなみこぐらむら 栃木県:今市市南小倉村[現在地名]今市市小倉(こぐら)南流する行(なめ)川流域にあり、北は北小倉村、西は小山地を隔て板荷(いたが)村(現鹿沼市)。都賀(つが)郡に属する。東端部の段丘上を南北に壬生(みぶ)通の杉並木が通る。南入口の街道端に、慶安元年(一六四八)四月一七日付の並木寄進碑がある。中世は小倉郷で、日光山桜本(さくらもと)院領(日光山常行三昧堂新造大過去帳)。元和六年(一六二〇)東照大権現社領として寄進された「小倉村之内」の九二石余の残り、板橋(いたばし)領小倉村一二七石余の地にあたる(同年「年貢割付状」江連文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報