南新居村(読み)みなみにいむら

日本歴史地名大系 「南新居村」の解説

南新居村
みなみにいむら

[現在地名]徳島市不動本町ふどうほんちよう一―三丁目・不動本町・不動西町ふどうにしまち一―四丁目

北新居村の南にあり、南を鮎喰あくい川が北東流する。西方南岩延みなみいわのぶ村との間を飯尾いのお(逆瀬川)が流れる。東は高崎たかさき村。村名は南仁井とも記される(慶長期のものと推定される国絵図)。慶長二年(一五九七)の分限帳に南新居とみえ、一九六石余が寺沢弥次右衛門、五〇石が横坂孫兵衛、五〇石が益田弥次左衛門、五〇石が佐治九右衛門、二五〇石が安藤治兵衛(一〇〇石・百姓二人は先知の内)、五一石が高間太郎助、一二一石が内山平左衛門、二六石余が福永左衛門次郎、二一石が井関八郎左衛門、四〇石が石川与九郎、一〇〇石が佐野助九郎、一〇〇石が瑞巌ずいがん寺の知行分。そのほか新居として森本伝八郎知行分二〇〇石、慶長三年五月二二日益田太郎三郎に加増された七〇石・百姓二人(高畠太郎分)が記される。慶長七年三月二二日には富田とみだ八幡宮禰宜早雲氏に当村内一八石余など計二〇石が与えられている(「早雲伯耆書上」続徴古雑抄)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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