日本歴史地名大系 「南村山郡」の解説 南村山郡みなみむらやまぐん 山形県:出羽国南村山郡明治一一年(一八七八)の郡区町村編制法に伴い、それまでの村山郡が東・西・南・北の四つの村山郡に分割されて成立した。当郡域は現在の上山(かみのやま)市(一部を除く)と山形市の南半を占めた。成立時には旧山形城下、旧上山城下などの三七町と八五ヵ村で構成され、郡役所は旧山形城下旅籠(はたご)町に置かれた。同二二年の市制町村制施行に伴って、旧山形城下三一町が合併して山形市が成立、当郡は上山城下六町と二ヵ村が合併して成立した上ノ山町と一五ヵ村に編成され、陣場新田(じんばしんでん)村は東村山郡陣馬村などと合併、同郡金井(かない)村となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報