南玉造村(読み)みなみたまづくりむら

日本歴史地名大系 「南玉造村」の解説

南玉造村
みなみたまづくりむら

[現在地名]多古町南玉造

南流する栗山くりやま川を挟んで西古内にしふるうち村の東に位置する。「和名抄」に記載される匝瑳そうさ玉作たまつくり郷の遺称地。「吾妻鏡」文治二年(一一八六)三月一二日条に載る同年二月日の関東知行国内乃貢未済庄々注文に近江三井みい(園城寺)領として玉造庄とある。千葉大系図は千葉介常胤の七子に律静房日胤(園城寺住持)を載せ、日胤の没後氏族をもって名跡・遺領を継がせ代々円城寺氏を称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android