南画廊(読み)みなみがろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南画廊」の意味・わかりやすい解説

南画廊
みなみがろう

東京画廊とともに現代美術を扱う画商としてパイオニア的存在。画廊主の志水楠男は,東京画廊勤務を経て 1956年に南画廊を設立。駒井哲郎展によって開廊今井俊満荒川修作三木富雄,あるいは J.フォートリエ,S.フランシス,J.ジョーンズやグルッポTなど内外のさまざまな作家の個展を開催したが,79年,志水の死によって閉廊した。画廊の歩みがそのまま 60年代~70年代の美術の歩みであった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android