日本歴史地名大系 「南相馬郡」の解説 南相馬郡みなみそうまぐん 千葉県:下総国南相馬郡手賀(てが)沼の周辺、現我孫子(あびこ)市と東葛飾(ひがしかつしか)郡沼南(しようなん)町を中心とする一帯を郡域とした明治期の郡。明治八年(一八七五)相馬郡は利根川を境に南北に分れ、北を北相馬郡(現茨城県取手市・利根町・藤代町など)、南を南相馬郡とし、南相馬郡は千葉県に編入された。同一一年の郡区町村編制法に伴い、行政上南相馬郡が成立した。郡役所は南相馬・印旛(いんば)・下埴生(しもはぶ)郡役所として佐倉新(さくらしん)町(現佐倉市)に置かれ、当時は郡内に四〇村あり、戸数二千七五八・人口一万六千五一〇であった(千葉県史料)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by