南福崎村(読み)みなみふくさきむら

日本歴史地名大系 「南福崎村」の解説

南福崎村
みなみふくさきむら

[現在地名]川越町南福崎

朝明あさけ川の下流北岸の低地にあり、川を隔てて高松たかまつ村に対する。江戸時代を通じ桑名藩領。延享二年(一七四五)の定法覚(「天春家文書」四日市市立図書館蔵)では、戸数五七、うち高持三九・無高一八。人数は男一三六・女一六九の計三〇五。池役銭三二四文、網役銀五〇匁などの負担があった。延享元年と思われる子歳仕掛目録(同図書館蔵)では取米は二八〇石余、口米・夫米などを含む定納額は二九六石余。文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳によれば、本高のほか、出高と称する従来よりの新田高一五石余と、新田高四〇石余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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