南粕谷村(読み)みなみかすやむら

日本歴史地名大系 「南粕谷村」の解説

南粕谷村
みなみかすやむら

[現在地名]知多市南粕谷

北は北粕谷村大興寺だいこうじ村に接する。南糟谷村とも書く。「寛文覚書」によれば、概高八〇〇石余、田三二町余・畑一七町五反七畝余、家数七五、人数四七六。源敬様御黒印写(徳川林政史蔵)にみえる給人は、元和六年(一六二〇)に長野数馬二一五石、同八年に服部小十郎一七三石、寛永一二年(一六三五)に鳥居五兵衛六五石余である。「地方古義」には遠山助十郎五〇〇石とある。

慶長一三年(一六〇八)の御縄高取帳(地方古義)では、浜年貢として塩を納めている。天保村絵図では塩田跡にはま新田を造成している。「寛文覚書」は、新田として年不明古新田一四石余、万治二年(一六五九)の浜新田三〇石余、寛文九年(一六六九)とり新田一四石余をあげる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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