南納屋町(読み)みなみなやまち

日本歴史地名大系 「南納屋町」の解説

南納屋町
みなみなやまち

[現在地名]四日市市南納屋町・相生あいおい

四日市町の東部海岸付近の納屋地内六町のうち最も南に位置し、天保九年(一八三八)頃は北は中南納屋なかみなみなや(袋町)。地籍上は一部浜田はまだ村に属した。延享二年(一七四五)の四日市古絵図写(四日市市立図書館井島文庫蔵)では大南納屋おおみなみなやとみえ、南納屋の地名は後の桶之おけの町にあたる地にある。明和五年(一七六八)の四日市町絵図(同文庫蔵)によれば、中南納屋町(袋町)を南納屋と記す。当町は、文化六年(一八〇九)の五人組帳(同文庫蔵)では二〇組、一〇一戸を数えるが、この時期も大南納屋町といわれ、天保九年の諸色明細帳(徳川林政史蔵)に、南納屋町と出る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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