南阿賀野村(読み)みなみあがのむら

日本歴史地名大系 「南阿賀野村」の解説

南阿賀野村
みなみあがのむら

[現在地名]深谷市南阿賀野

利根川右岸の自然堤防上に位置し、東は血洗島ちあらいじま村、西は滝瀬たきせ(現本庄市)、南は町田まちだ村、北は清水しみず川を境に北阿賀野村。本庄領に所属(風土記稿)。初め阿賀野村の内で、元禄(一六八八―一七〇四)以前に当村と北阿賀野村に分村したとされる。天正一八年(一五九〇)の徳川家康関東入国後、旗本安部信勝領(のちの岡部藩領)となり幕末に至る(天明七年「岡部藩領郷村高帳」安倍家文書、改革組合取調書など)。同一九年九月の半沢之郡阿賀野方御縄打水帳写(富田家文書)によると名請地二四町余、うち上畑五反余・中畑一一町四反余・下畑一一町一反余、中田四反余・下田五反余、名請人は六人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android