南魚町(読み)みなみうおまち

日本歴史地名大系 「南魚町」の解説

南魚町
みなみうおまち

[現在地名]桑名市南魚町

町の南にあり、南北一条の町屋敷地。西側の一部に武家屋敷がある。桑名宗社の西にあり、北魚町とともに古くから市場が存在していた。俗称うおたなとよばれる。当町の西側には天台宗仏眼ぶつげん院がある。「慶長自記」(「桑名市史」補篇所収)によれば慶長一一年(一六〇六)「十一月五日夜半南魚町中ホトノ西ノ地ヨリ火事出デ南魚町油町職人町宮通片町合セ五町焼キ申候」とある。

「久波奈名所図会」によると当町には肴屋が多く当所海浜のみならず、紀州・志摩南勢のほか、尾張三河などからも集荷され、「肴の市は毎朝々々賑なり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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