単斜鉄末野閃石(読み)たんしゃてつすえのせんせき

最新 地学事典 「単斜鉄末野閃石」の解説

たんしゃてつすえのせんせき
単斜鉄末野閃石

clino-ferro-suenoite

マグネシウム-鉄-マンガン角閃石の一種化学組成(端成分の式) 単斜晶系,空間群C2/m,格子定数a0.9561nm, b1.828, c0.5348, β102.09°,単位格子中2分子含む。黄褐ないし帯緑灰色。繊維状,柱状,アスベスト状。劈開{110}に完全。硬度5~6。比重3.35。多色性X赤紫,Y淡紫,Z青。屈折率α1.666, β1.682, γ1.698,2V(−)88°(J.W.Anthony et al., 1995)。2012年の角閃石命名規約改正に伴い□組成の角閃石に新名称suenoiteが与えられ,マンガノグリュネル閃石(以前はダンネモラ閃石と呼ばれた)は単斜鉄末野閃石へ名称変更(R.Oberti et al., 2018)。変成マンガン鉱床中にばら輝石・パイロクスマンガン石などに伴う。名称は結晶系・化学組成・筑波大学の末野重穂(1937〜2001)にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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