事典 日本の地域ブランド・名産品 「博多辛子めんたいこ」の解説
博多辛子めんたいこ[加工食品]
はかたからしめんたいこ
辛子めんたいことは、すけとうだらの卵巣に唐辛子を主原料とする調味液などで味付けしたもの。17世紀頃には朝鮮半島で広まっていたとされ、昭和の初期頃から日本に輸入されるようになったという。博多の名産品となったのは、朝鮮で育った株式会社ふくや創業者・川原俊夫が第2次世界大戦後に博多に引き揚げ、1949(昭和24)年頃から博多中洲で販売してからのことである。1976(昭和51)年に新幹線が博多へ乗り入れると、博多の名物として全国的にその名が知られるようになった。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報