卯の花月夜(読み)ウノハナヅクヨ

デジタル大辞泉 「卯の花月夜」の意味・読み・例文・類語

うのはな‐づくよ【×卯の花月夜】

卯の花の白く咲いている月夜。うのはなづきよ。
五月山さつきやま―ほととぎす聞けども飽かずまた鳴かぬかも」〈・一九五三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「卯の花月夜」の意味・読み・例文・類語

うのはな‐づくよ【卯花月夜】

  1. 〘 名詞 〙 卯の花の咲いている月夜。一説に、卯の花が白く咲いているのを月の光に見たてていう語。うのはなづきよ。
    1. [初出の実例]「五月山(さつきやま)宇能花月夜(ウノはなづくよ)ほととぎす聞けども飽かずまた鳴かぬかも」(出典万葉集(8C後)一〇・一九五三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android