印象化石(読み)インショウカセキ(その他表記)impression fossil

デジタル大辞泉 「印象化石」の意味・読み・例文・類語

いんしょう‐かせき〔インシヤウクワセキ〕【印象化石】

動植物輪郭のみが化石となったもの。生体堆積物などに強く押しつけられ、外形が写し取られてできる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「印象化石」の意味・わかりやすい解説

印象化石
いんしょうかせき
impression fossil

化石のうち遺体の実体やその2次的な置換物が保存されないで,外形の印象だけが残ったもの。足跡やはった跡も印象化石に入れる場合がある。

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世界大百科事典(旧版)内の印象化石の言及

【化石】より

…古生物の体部を構成する物質がこのように置換されることもなく,完全に消失してしまって,その型のみが岩石・鉱物中に残されることがある。この残された痕跡を印象化石という。古生物の体部の外表面の型は外形雌型(めがた),内表面のものは内形雌型である。…

※「印象化石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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