危懼(読み)キク

デジタル大辞泉 「危懼」の意味・読み・例文・類語

き‐く【危×懼】

[名](スル)危惧きぐ」に同じ。「成り行きを危懼する気持ちが強い」

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精選版 日本国語大辞典 「危懼」の意味・読み・例文・類語

き‐く【危懼】

  1. 〘 名詞 〙 危険だと思って、恐れること。不安心。気がかり。危惧(きぐ)
    1. [初出の実例]「承聞官軍欲我村。不危懼」(出典続日本紀‐天平九年(737)四月戊午)
    2. 「牝鼠は未た人に慣れず、大に危懼の色あり」(出典:明治月刊(1868)〈大阪府編〉五)

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普及版 字通 「危懼」の読み・字形・画数・意味

【危懼】きく

危ぶみおそれる。危惧。〔書、湯誥〕(ここ)に(われ)、未だ(つみ)を上下(う)るを知らず。慄慄(りつりつ)懼、將(まさ)に深淵に隕(お)ちんとするが(ごと)し。

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