即信寺(読み)そくしんじ

日本歴史地名大系 「即信寺」の解説

即信寺
そくしんじ

[現在地名]余市郡余市町梅川町

梅川うめかわ町市街の西にある。真宗大谷派。輪宝山と号する。本尊阿弥陀如来。一八六七年(慶応三年)二月の創立とされ、箱館御坊付余市道場として木尊を下付された。六八年当時も僧侶は常住せず、小樽御坊から列座が来場していた。明治三年(一八七〇)七月法主代理光法宝嗣が札幌への途次に訪れ、乗馬山臼やまうすを見分、境内地を定め、東本願寺道場地と墨書したという。九月開拓使より道場に敷地一千坪が付され、東本願寺掛所が設けられた(「事業報告」第一編)。当寺過去帳には山臼東本願寺掛所即信坊と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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