厚木勝基(読み)アツギ カツモト

20世紀日本人名事典 「厚木勝基」の解説

厚木 勝基
アツギ カツモト

大正・昭和期の応用化学者 東京帝国大学名誉教授



生年
明治20(1887)年3月4日

没年
昭和34(1959)年12月8日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学工科大学応用化学科〔明治44年〕卒

学位〔年〕
工学博士

主な受賞名〔年〕
工業化学学会有功章〔大正14年〕「硝化繊維素に関する研究」

経歴
大日本セルロイド、人造絹糸会社に勤めた後米沢高等工業学校教授、大正5年東京帝大助教授、10年教授となった。応用化学講座を担当し、定年退官後、名誉教授。のち工学院大学教授となった。14年「硝化繊維素に関する研究」で工業化学会有功章を受けた。昭和10年度工業化学会会長。著書に「化学工業通論」「人造絹糸」「パルプ及紙」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「厚木勝基」の解説

厚木勝基 あつぎ-かつもと

1887-1959 大正-昭和時代の応用化学者。
明治20年3月4日生まれ。米沢高工(現山形大)教授などをへて大正10年母校東京帝大の教授。工業化学会会長をつとめ,人造繊維の研究で知られた。昭和34年12月8日死去。72歳。東京出身。著作に「人造絹糸」「パルプ及紙」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android