厚浜村(読み)あつはまむら

日本歴史地名大系 「厚浜村」の解説

厚浜村
あつはまむら

[現在地名]洲本市中川原町厚浜なかがわらちようあつはま

中川原村の東にあり、東は海に面する。南の炬口たけのくち浦への道は山の尾根筋を通る起伏のはげしい山道であった。途中、海岸の景勝地水の大師みずのだいしや炬口浦との境付近のいしたにへは、山道を下って通行していた。津名つな郡に属する。正保国絵図に村名がみえ、高二七七石余。天保郷帳では高三七九石余。千草組に属した。反別戸数取調書によれば反別四〇町八反余、高六〇四石余、うち蔵入高六石余、五九五石余が稲田九郎兵衛の給知。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android