原ヶ谷戸村(読み)はらがやとむら

日本歴史地名大系 「原ヶ谷戸村」の解説

原ヶ谷戸村
はらがやとむら

[現在地名]新座馬場ばば一―二丁目など

下片山しもかたやま村の南、黒目くろめ川左岸にある。南西から東にかけてはつじ村、南は中沢なかざわ村。近世前期に片山村から分郷した村で同村北西部にあたる。延宝六年(一六七八)の御鷹場絵図(徳川林政史研究所蔵)には「原谷戸村」とある。元禄郷帳では「片山原ケ谷戸村」とみえ高八五石。元和九年(一六二三)旗本桜井勝成が、幡羅はら新座にいくら両郡のうちで三〇〇石を与えられており(寛政重修諸家譜)、田園簿の片山村の桜井領一〇〇石の大部分が当村にあたると思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android