ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原価配分」の意味・わかりやすい解説 原価配分げんかはいぶんcost allocation 原材料や設備などは必ずしもその決算期間中に消費してしまうとは限らないため,期中に使った分をはかるために,その決算期と将来に割りふること。原材料など商品原価は,その期間内に売れた商品に相当する部分を売上原価とし,残りは期末在庫とする。材料の仕入れ時期によって原価が異なる場合,先に仕入れた分から売れたと仮定して計算する先入先出法と,新しいものから売れるとみる後入先出法,期間中の平均仕入値を基準とする平均原価法がある。設備の原価を会計上の複数の期間に割りふるのが減価償却で,次第に価値を目減りさせていく計算法には定額法,定率法などがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by