原別村(読み)はらべつむら

日本歴史地名大系 「原別村」の解説

原別村
はらべつむら

[現在地名]青森市原別

野内のない村の南西、陸奥湾岸にある。天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「原辺地はらべち」とある。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡に高二一〇・七五石、うち田方一九五石とある。貞享元年(一六八四)の郷村帳に高二一〇・七石とあるが、同四年の検地帳が現存せず詳細は不明。延宝八年(一六八〇)原別村近辺に新田派立二千八〇〇石が開かれている(津軽歴代記類)。これは寛文二年(一六六二)から延宝二年まで駒込こまごめ川から野内川の沢目に堰を掘って派立新田をつくったものである。工藤家記(津軽興業誌)に次のようにある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む