最新 地学事典 「原太古代」の解説
げんたいこだい
原太古代
Eoarchean(Era)
太古代の始まりの時代で,40~36億年前の時代名称。地球上で最も古いアカスタ片麻岩の形成以降,南アフリカやオーストラリアのグリーンストーン帯の形成以前の時代。主な地質体として,現存する最古の地質体であるカナダのアカスタ片麻岩体(約40~35億年前)に加えて,サグレック岩体(39~32億年前),ヌブアギツック表成岩帯(約38億年前),グリーンランドのイスア表成岩帯(38~37億年前)および南極のナピア岩体(38~26億年前)などが含まれる。基本的にこの時代の岩石は変成岩類であり,当時の地殻内情報をもっている。花崗岩質大陸地殻が形成されはじめ,海洋性化学沈殿岩・砕屑性堆積岩・生命起源グラファイトおよび,苦鉄質や超苦鉄質の溶岩などが産する。月の研究から38億年前まで激しい小惑星の衝突時期(後期隕石重爆撃期)があったことがわかっている。
執筆者:清川 昌一・小宮 剛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

