最新 地学事典 「グリーンストーン帯」の解説
グリーンストーンたい
グリーンストーン帯
Greenstone Belt
先カンブリア時代の安定地塊(主に始生代クラトン)に分布する火山岩・火山砕屑物・堆積岩などの表成岩類からなる地帯。大量の花崗岩類を伴うのでグリーンストーン-花崗岩帯とも呼ばれる。火山性岩石は種々の程度に変成して緑色の岩石になっているので,グリーンストーン帯と呼ばれた。表成岩類の比較的下部は超苦鉄質(コマチアイト質)~苦鉄質(玄武岩質)の火山性岩石からなっていて,上部には砂質・泥質の砕屑性堆積岩や鉄鉱石に富む珪質堆積岩が分布。グリーンストーン帯には,30億年前以前に形成されたもの(Kola半島中部,ウクライナ楯状地のHizhne-Konkian統,アフリカ南部のSwaziland系,オーストラリア西部のPilbaraクラトンなど)と,30億~26億年前に形成されたもの(ウクライナのRamankovian-Taromian統,インド南部のDharwar系,オーストラリア西部のYilgarnクラトン,中国北部の泰山系や東北部の遼東系など)とがある。
執筆者:周藤 賢治・加納 隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

