グリーンストーン帯(読み)グリーンストーンたい

最新 地学事典 「グリーンストーン帯」の解説

グリーンストーンたい
グリーンストーン帯

Greenstone Belt

先カンブリア時代の安定地塊(主に始生代クラトン)に分布する火山岩・火山砕屑物堆積岩などの表成岩類からなる地帯。大量の花崗岩類を伴うのでグリーンストーン-花崗岩帯とも呼ばれる。火山性岩石は種々の程度に変成して緑色の岩石になっているので,グリーンストーン帯と呼ばれた。表成岩類の比較的下部は超苦鉄質(コマチアイト質)~苦鉄質(玄武岩質)の火山性岩石からなっていて,上部には砂質・泥質の砕屑性堆積岩や鉄鉱石に富む珪質堆積岩が分布。グリーンストーン帯には,30億年前以前に形成されたもの(Kola半島中部,ウクライナ楯状地のHizhne-Konkian統,アフリカ南部のSwaziland系,オーストラリア西部のPilbaraクラトンなど)と,30億~26億年前に形成されたもの(ウクライナのRamankovian-Taromian統,インド南部のDharwar系,オーストラリア西部のYilgarnクラトン,中国北部の泰山系や東北部の遼東系など)とがある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のグリーンストーン帯の言及

【アルゴマン変動】より

カナダ楯状地で始生代の末期を示す地殻変動。ケノーラン造山運動Kenoran orogenic movementともよんでいる。アルゴマン花コウ岩の貫入とそれに伴う変成作用の時期は22億~26億年前で,平均25億年前である。変動のおこった地域はハドソン湾の南から東にかけてカナダ楯状地の南部を占め,アメリカのワイオミング,モンタナ両州に及ぶ。この地域には,変成した火山岩層を主とする地帯と変成した堆積岩を主とする地帯が交互に分布する。…

【先カンブリア時代】より

…アメリカのミネソタ州でも,38億年前の花コウ岩が発見されている。
[アフリカ楯状地とグリーンストーン帯]
 南アフリカ,トランスバール地方のバーバートン山地には幅30~40km,延長100kmをこす帯状分布をとるスワジランド累層群が分布する。新しい年代の花コウ岩にとり囲まれているため,それより古い地質系統はわかっていない。…

※「グリーンストーン帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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