原始ブラックホール(読み)ゲンシブラックホール

デジタル大辞泉 「原始ブラックホール」の意味・読み・例文・類語

げんし‐ブラックホール【原始ブラックホール】

宇宙創世直後に生成したと考えられる、天体起源ではないブラックホール。まだ観測による証拠は得られていない。インフレーション宇宙論から導かれる時空構造のゆらぎにより、とくに高密度の領域で形成され、非常に軽いものはホーキング放射によって蒸発する。月よりも軽い程度のものは暗黒物質候補一つと見なされている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android