最新 地学事典 「原始太陽」の解説
げんしたいよう
原始太陽
Protosun
星間雲の中で誕生したばかりの原始星段階の太陽のこと。分子雲の中でもガスの密度の高い分子雲コアがジーンズ不安定性 によって収縮を始め,やがて重力とガス圧が等しくなったところで力学的平衡状態に達して芯ができる。生まれたばかりの原始太陽は表面温度約3,000K,中心部の温度は105〜106Kで,重力収縮によって放出されたエネルギーにより輝いていた。さらに重力収縮が進み,中心温度が1,500万Kまで上がると水素の核融合反応が始まり恒星太陽の誕生となる。
執筆者:寺田 健太郎・小森 長生
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

