原子力資料情報室(読み)げんしりょくしりょうじょうほうしつ

百科事典マイペディア 「原子力資料情報室」の意味・わかりやすい解説

原子力資料情報室【げんしりょくしりょうじょうほうしつ】

政府と産業界から独立した立場で原子力問題を究明し提言する民間シンクタンク。1975年,高木仁三郎によって設立。99年,特定非営利活動法人となる。反原発・脱原発の立場から原子力政策について調査・研究・批判的提言を続けている。成果を《原子力市民年鑑》として毎年公表(96年〜98年は《脱原発年鑑》)。2011年3月の福島第一原発の危機的事故に際して,的確な分析にもとづく客観的な情報を発信しつづけてきたシンクタンクとして,内外のメディアから注目された。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android