旺文社日本史事典 三訂版 「原日本人」の解説
原日本人
げんにほんじん
縄文時代人については明治時代以来,アイヌ説やコロボックル説が提唱されたが,大正時代に現代日本人の祖先と考えられるようになり,人類学者清野謙次によって原日本人と命名された。この説では,現代日本人への変化の要因を,主として混血によるとしている。最近は,混血ではなく,生活の変化によって変わったとし,現代人そのままの祖先とする日本人説が,原日本人説よりも有力である。
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